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スギの香りによる認知症状改善効果について

こんにちは、メディカルアロマサロン ルリエの西井です。

 

今日は『スギの香りによる認知症状改善効果について』です。

 

アロマセラピーにおいて認知症改善効果があるとされているものとしては昼用ブレンドオイル(ローズマリー・レモン)と
夜用ブレンドオイル(真正ラベンダー・スイートオレンジ)が有名ですが、それ以外で最近公表された研究結果を
ご紹介します♪

秋田大学の高橋裕哉氏らは、スギの香りのアルツハイマー型認知症の症状改善効果についての研究を行いました。嗅覚障害のないアルツハイマー型認知症患者を対象に、スギから抽出した芳香成分を用いた芳香を8週間行った「介入群」と、従来どおりに生活をした「対照群」の認知機能を4週間後と8週間後に測定。

NPI(※)では介入群が対照群に比べ有意な改善が認められ、介護負担尺度も同様の結果が得られたことから、スギの香りがBPSD(認知症の行動・心理症状)を改善し、介護負担を軽減させることが示唆されました。

※NPI:認知症患者のBPSD(認知症の行動と心理症状)の頻度と重症度および介護者の負担度を数量化することができる神経心理検査。

 

引用:公益社団法人 日本アロマ環境協会編. AROMA JOURNAL.2020、96、p12

上記のグラフから分かるように介入群と対照群の数値を比較してみたら介入群が大幅な改善が見られたことが分かります。

スギは英語で『Japanese cedar』というように日本原産のものです。
私達の身近にあるスギの香りでこの様な効果があるとは驚きですね!!

 

介護の現場のみならず医薬品ばかりに頼らずアロマセラピーで補えるところは補うなど薬の過剰摂取を
減らせる世の中になって欲しいと個人的な意見ではありますが、願うばかりです。

近年、アロマセラピーによる科学的な検証結果が次々と発表されています。
また気になる情報を入手しましたらこちらでご紹介しますね!

 

 

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